医療の現場や研究機関では、様々な医薬品やサンプルを保管するために冷凍庫や冷蔵庫が用いられています。冷凍庫や冷蔵庫の温度管理を正しくすることで、医薬品やサンプルの品質を保つことができるようになります。気をつけたいのは、冷凍と言っても物によって設定する温度を変えなければならない点です。マイナス10度程度で保存可能なサンプルや試薬なら、一般的な冷凍庫でも問題ありません。
一部のサンプルや薬だと、マイナス30度やマイナス70度が求められます。つまり温度管理を行うために、専用の装置が必要になってくると言うことです。特にマイナス70度以下が求められるときは、ディープフリーザーと呼ばれる装置が必要になります。家庭で使う事はほとんどありませんが、医療機関や研究機関ではよく見かける装置です。
高額で電力も必要とし扱いには注意が必要ですが、医薬品を扱うならあった方が安心でしょう。といっても、温度管理は低ければ良いと言うわけではありません。低すぎると、サンプルや薬が入っているケースが劣化してしまうこともあります。必ずどれくらいの温度が適切か確認してから、保管することが大切です。
薬の場合、乾燥していて常温で保存可能なものも珍しくありません。この場合は冷蔵庫などに入れる必要はありませんが、極端に高温であったり低温である場所での保管は避けた方が無難です。常温というのは15度から18度程度を指しており、40度を超えるような場所では注意が必要です。温度管理のことならこちら