センサー付き温度計の記録をデータ通信で管理

食品工場の製造分野や農業のビニールハウス、病院や冷凍で配送しなければならない輸送車など、温度を一定に保たなければならない場面はたくさんありますが、従来は人間の目で毎回温度を確認していたので手間がかかりました。近年はIotを活用してBluetooth通信やUSB通信などで、自動で記録データをスマートフォンやタブレット、パソコンなどに表示できる温度計を導入する現場が増えています。センサーで温度を感知し毎時間記録データを送信、パソコン上ではグラフ化することもでき、温度異常の場合は警報メールやアプリで知らせてくれるのでとても便利です。センサーが感知した温度をデータベースに記録して蓄積する仕組みを作っておけば、移動中の輸送車の荷台内部温度を無線LAN通信などで遠隔監視できたりします。

製造分野で最も注目すべきメリットは複数の温度計が必要な場合も本部から一括管理できることで、グラフ化や図にできるので見やすく可視化が可能、いわゆる見える化です。食品工場で利用されているセンサー付き温度計には、食品衛生管理の国際的標準のHACCPに対応した温度計もあります。センサー付き温度計は耐久性も高くマイナス20度から60度、湿度85パーセントの場所でも作動可能です。端末に故障や電源OFF棟のトラブルが起きた時も、個別でバッテリーを搭載しているため、電気設備の不良や停電などによるトラブルでも温度は記録し続けます。

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