今後ますます広まっていくHACCPについて

HACCPというのは国際的に認められている食品における衛生管理の手法のことです。HazardAnalysisCriticalControlPointの頭文字で、訳すと「危害要因分析重要管理点」となります。国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表されたもので、世界各国に採用が薦められています。製品だけでなく原材料が国を越えて流通するようになった現代では、自国の衛生基準だけでは安全性を確保できなくなりました。

そこで原材料の入荷から製品の出荷までの全工程において危害要因をチェックし、工程ごとに重要なポイントを継続的に管理することで全体の安全性を確保することが不可欠です。このシステムがHACCPであり、食中毒や異物混入などの危害を防ぐこと、グローバルな流通と製造を安全に行うことを目指しています。食品の国際化がすすむ中、世界規模で食品の安全性を守っていくことが課題となっています。米国・カナダ・EU等ではすでにHACCPは義務化され、その他の国でもこの基準にならう動きが起こってるのが実情です。

日本では平成7年にHACCPをベースにして作られた制度が始まっていますが、令和3年6月1日から原則としてすべての食品等事業者にはこれに沿った衛生管理が義務付けられることが決まっています。HACCP認定には認証を行う審査機関が複数存在しているので、それぞれに合った各種団体や民間認証機関などで認証を受けることになります。HACCPのことならこちら

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