冷凍食品を運んだり、保管するときにはマイナス0度以下の冷凍庫が必要になります。家庭で食品を保存するときは、マイナス0からマイナス10程度の温度を守っていればさほど問題ありません。しかし、商品を販売するまで保管したり輸送するときにはさらに細かい温度管理が求められてきます。一般的に冷凍というのはマイナス10度以下を指していますが、時と場合によってはさらに低い温度管理が必要です。
最近では冷凍食品と一言で言っても、いろいろな種類が出てきました。中には、刺身や寿司などの生鮮食品をそのまま冷凍した商品もあるほどです。こうした商品は一般的な冷凍方法だと、長期間保管することが難しくなってきます。商品によっては、マイナス20度やマイナス50度などさらに低い温度管理が必要になることも珍しくありません。
食品以外だと、医薬品も比較的温度管理が厳しいと言われています。冷凍で運ぶものはたくさんありますが、中にはマイナス70度以下でないと品質が保てないものもあるので注意が必要です。超低温で保管する際は、通常の冷凍庫ではなくディープフリーザーのような特別な装置が必要になってきます。運ぶ際も冷凍車だけでなく、ドライアイスや液体窒素を用いて冷やすことも珍しくありません。
冷凍されたままでも、温度が上がってしまうと効果が半減したり使い物にならなくなる医薬品もあります。食品と医薬品を運んだり、保管するときには温度管理に気をつけることが大切です。